- 2025.05.27
着ぐるみのクリーニング
日常ブログ

みなさんこんにちは。
さきほど着ぐるみ納品の旅より戻ってきた者です。
今日の納品は大阪にある某世界的企業さんの着ぐるみでした。
硬質ウレタンで成型したタイプで、発泡スチロールより内部空間が大きく取れるので、着用者の負担軽減になります。
さすが世界的企業で、納品場所まで行くのに数か所のセキュリティを潜り抜ける必要があり、うちの会社みたいに針金2本あればすぐに開きますってのとは全く異次元。
トイレを借りるのに間違って違う場所へ、ってことも絶対ありません。
そんな中、取り扱いの説明をしているなかでクリーニングの話に。
手洗いで自然乾燥がベースで、細かい部分や備品関係などは素材や製作方法によって方法を変える必要があります。
基本的に弊社の着ぐるみは、エアー着ぐるみを含めクリーニング可能です。
特殊な洗剤を使用することも、特別な技術が必要でもありません。
細かく丁寧に手洗いすること。
これにつきます。
水分を含んだ着ぐるみはとても重くなり、男性1名で持ち上げられないくらいになる場合もあり、取り扱いには注意が必要ですがコツは丁寧に扱うこと。
水分を含んで重くなった着ぐるみを無理やり持ち上げようとすると、重みに耐えきれず破損することも多いです。
洗い方は毛の長いわんこを手洗いするようなかんじ。
柔らかく、細かく、優しく洗います。
洗い終わったら洗剤が残らないようにすすぎをしっかり行います。
洗いの作業は汚れ具合にもよりますが、2回程度行うことが多いですね。
その後に柔軟剤を使用し毛並みを柔らかくし、しっかりとすすぎます。
しっかりとすすげていないとべたつきが残り、においもきつすぎて困ったことになってしまいます。
しっかりとすすぎ終わったら毛とぎブラシで入念にブラッシング。
この作業を怠ると乾燥後の毛並みがボサボサになってしまうので、とても重要ですね。
後は日陰で風通しのいい場所で乾燥作業。
夏期は約1週間。
冬期は約2週間かけてしっかりと乾燥させ、最後にもう一度ブラッシングをして終了。
難しくはないですが手間がかかります。
多少のコツは必要ですが、手間をかける時間と作業スペースさえあればできますね。
とはいえその手間とスペースが問題で、なかなか自分たちでできないって方が多いですね。
そんな時はフォーカスへクリーニングのご依頼を!
ってなことが言いたくてこんなことを書いてみました。
今日はこれから市内へ。
酒を飲みに行ってきます。
ではまたそのうち~